あるメーカーが風呂場の天井部分に限定して、カビの発生が夏と冬でどう違うのかを調査しました。夏場に黒々目視されたカビはクラドスポリウムで、冬場には全く目には見えませんでしたが、同じ個所から採取した菌を培養して生きた菌の数を数えると、ほぼ同じ数のクラドスポリウムがそこに生えている事が分りました。これは湿度はほぼ同様で温度の違いがある場合、目に映る色の違いはあっても菌の増殖に変わりが無いという事を示しています。従って家の中の湿気を帯びた場所や結露の発生する個所では、年間を通じてカビの増殖が行われているという事が分りました。